FXの世界でもっともメジャーな通貨ペアは
やはりユーロドルだと思います。

世界で最も取引量の多い通貨ペアですので、
流通量の少ない通貨などに比べると投機的な動きに
左右されにくく、経済状況に連動するのでもっとも素直な
通貨ペアだといえるのではないでしょうか。

日本でFXを始めた方は、まずドル円で取引を開始されることが
多いと思いますが、こちらはあまり取引量が多くないため
投機的な動きに若干弱いという欠点があるかもしれません。

その点、ユーロドルはそうした細かい動きに左右されずに
取引を行えるという点では安心な通貨ペアだといえるかもしれません。

ただし、ユーロとドルという組み合わせ上、アメリカとEUという
英語圏での情報が判断の中心になってくるのではないでしょうか。

英語力をはじめとした語学力はもちろん、その地域特有の
性質についての知識や情報ソースを持たないと、
思わぬところで痛手を負うことがあります。

その点、日本で容易に情報が手に入る円に比べて
難度が高い通貨だといえるでしょう。

また、流通量が多いだけにトレンドの転換があって、
一旦そちらに流れだすと勢いが止まらなくなるという
側面もあるようです。
よって、トレンドを見極める力が必要な通貨ペアでもあります。

新興国通貨として非常に人気があるのがブラジルレアルです。
リーマン・ショック後のアメリカの金融緩和に伴い
大量の資金がブラジルに流れ込んだため、
ちょっとしたバブルになっていたことも記憶に新しいでしょう。

好調な経済を背景に金利も高く、FXだけでなく様々な
金融商品に組み込まれている通貨です。

ただし、現在は少し潮目が変わっており、取引には
慎重さが必要だと思います。

アメリカが金融緩和の縮小を決定するという噂が
流れだした頃から資金の引き上げが始まっており、
国内の景気が冷え込みつつあるからです。

ブラジル政府は金利をさらに引き上げることで
外国からの資金の引き戻しを図っているようですが、
あまり効果は上がっていないようです。

もともとアメリカの景気に引っ張られるような形で成長してきた
ブラジルですが、アメリカの景気回復は金融緩和の縮小と
イコールだと思いますので、アメリカの復調による経済回復が
資金の引き上げによって打ち消されている形に
なっているかもしれません。

再びブラジルレアルが以前の活況を取り戻すのは、
景気の一巡を待つ必要があるのかもしれません。

どのようなポジションをとるにしても、
今は慎重さが必要だといえるでしょう。